銛先(モリ先)の種類

  • 2019年9月21日
  • 2020年4月21日
  • 魚突き

魚突き(スピアフィッシング)で使用する一般的な銛(モリ)は、先端の銛先が交換できるようになっています。よくあるのは、ネジのように回して付け外しができるタイプです。


今回はよく使用される銛先の種類と、その中でのおすすめについて紹介します。

銛先①:三又

三又の銛先

魚に突き刺す部分が3本(4本などのタイプもある)に枝分かれしている銛先です。釣具店で販売されている青ヤスや竹ヤス(銛と銛先が一体型になっている安価な銛)も3又になっています。


3又のメリットは、魚に命中する確率が高いため、小さい魚でも捕獲できることです。初心者であれば、まずは3又からチャレンジするのが良いと思います。逆に返しが小さいため、大型の魚に対しては外れやすく不向きです。


対象魚サイズ:小~中


銛先②:チョッキ

チョッキの銛先

魚に突き刺した際に先端が外れる銛先です。先端には返しがあり、上手くかかれば滅多に外れることはありません。また、先端と銛先が糸で繋がれていて、その糸がクッションの役割を果たし、バレにくい仕組みとなっています。


魚突き中級者~上級者の方は、ほとんどチョッキを使っているかと思います。それは捕獲対象となる中サイズ以上の魚に対し、バラしにくいという優れたメリットを備えているからです。


対象魚サイズ:中~大


銛先③:羽根

羽根の銛先

魚を突き刺した際、返しが羽根の様に広がる銛先です。写真の羽根は片羽根タイプですが、両側に羽根が付いた両羽根タイプもあります。返しが大きく、巨大魚でもバラしにくい構造となっています。


対象魚サイズ:大


銛先④:パラライザー

パラライザーの銛先
出展:MORIBU

突き刺す部分が3本に枝分かれ(3又より長く、徐々に広がっていく形状)している銛先です。パラライザーも命中率が高く、一部の突き師には人気のある銛先です。


ただ、三又同様に返しが小さいため、大きい魚には適していない銛先となります。


対象魚サイズ:小~中

おすすめの銛先

夕方の海岸

私がおすすめする銛先は3又とチョッキです。


初心者であれば、最初は小さい魚を突くのがやっとだと思うので、命中率の高い3又がおすすめです。慣れてきて、中型以上の魚が突けるようになったら、幅広く対応できるチョッキをおすすめします。


また、以下の記事で私が使用しているおすすめの銛についても紹介しています。そろそろ青ヤスや竹ヤスなどの3又を卒業してチョッキにチャレンジしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。