魚突き(スピアフィッシング)で使用する「ヤス」と「銛(モリ)」の違いは、各媒体で掲載されている内容が異なります。なので、最も信憑性の高い水産庁の見解が正しいと判断しました。
結論として、両者の違いは以下となります。
・発射・投射せず使用する漁具が「ヤス」
・ゴム等を用いて発射・投射する漁具が「銛(モリ)」
また、今回は各媒体で掲載されていた両者の違いに関する意見を紹介していきます。
水産庁の漁業調整規則
水産庁が掲載している漁業調整規則に、少しだけ「ヤス」と「銛(モリ)」の違いに関する記述があります。※以下、漁業調整規則の一部抜粋
漁業調整規則の注1にて、『投射して目的物を突き刺す「もり類」…』や『ゴム又はばね等により発射…』と書かれていることから、投射・発射されるか否かの違いということになります。
Wikipedia
Wikipediaでは「ヤス」と「銛(モリ)」の違いに関して、以下の様に記載されています。
「やす」(簎・矠)との違いは明確ではないが、やすは銛に比べ小型であると言われる。簎も、先端の金属部(多くは鉄製)にはつりばりのような「あご」(かえし)がついているが、先端は2ないし3に分枝し、手に把持して対象物に突き刺す、もしくは、投擲して使用する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%9B
どちらも投射する漁具とされていますが、「ヤス」の方が「銛(モリ)」より小型のようです。
Yahoo!知恵袋
知恵袋ではいくつか意見が出ていたので、一部抜粋して紹介します。 ※調整のため、文章も少し加工しています。
・ 手から離して使うのが銛
・ ゴムがあれば銛
・ 小型の銛(モリ)がヤス
・ クジラ等の大物を突くのが銛
・ どちらも同じ(呼び方の違い)
知恵袋に書かれていた意見は、漁業調整規則やWikipediaの内容がほとんどでした。